ルネ・マグリットの作品は何品か展示されていたが、以前から気になっていた、「Time Transfixed」を紹介。
実際、ゆっくり眺めてみると暖炉に吸い込まれる汽車の煙、汽車の影、そして時計の指す時間が気になって仕方がなかった。
暖炉には発生した煙を屋外に出すために煙突とつながっている。(サンタクロースが進入する道である)だから、汽車から出ている煙が暖炉に吸い込まれるのは違和感がないのだが、暖炉からだいぶ飛び出した状態を考えると、煙がすべて吸い込まれるのには無理がある。(そもそも、汽車の存在に違和感を感じるかもしれないが)
また、汽車の影。なぜか、次元が違うのか汽車の影だけ角度が違う。だからいっそう汽車が引き立つ。影が汽車の存在を証明しているのだ。
そして、時計の指す時間。12時43分をさしていると思われる。個人的には12時34分にして、12:34!!だと気持ちがいいのだが、12:43なのである。なんともいえない時間である。
このように、正解の無いコトを考えるのは面白い。(ほんとは正解があるのかもしれないが)
これが本当の自由なのだろう。自らに由る(由来する)自由がそこにあるのだ。
ちなみに、ルネ・マグリットの作品は他に、
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